永代供養墓について
永代供養墓の費用のこと
料金は?
料金は各永代供養墓によってさまざまですから、ご自身の予算に合わせて選べば問題ありません。ただ、申込時に納める一式料金の内訳は各永代供養墓ごとに異なります。何の費用が含まれるのか、別途かかる費用があるのか確認することが大事です。
永代供養墓にかかる費用
永代供養料
永代にわたって墓守(供養・
管理)をしてもらう費用
納骨法要料
納骨の際、僧侶にお経を
あげてもらうお布施
刻字料
墓誌などに故人名を
刻字する費用
不可欠な費用が上記の3つです。これらが一式料金に含まれていれば、特別なことをお願いしない限り、その後の費用は発生しません。
※「永代供養料」と「永代使用料」は違います。永代使用料の使用料は、一般のお墓のその区画使用料、
つまり使用の権利料です。
永代供養料は永代に渡って供養と管理を承る料金です。
永代供養墓の供養・管理について
管理について
一般的なお墓の場合、区画や墓碑の清掃・修繕、樹木の植栽・剪定、献花といった管理は、墓守承継者やその家族が行います。永代供養墓の場合は、それらの管理をお寺や霊園側が担うことになっています。
永代供養について
お彼岸やお盆になると、永代供養墓の合同法要を行うことがありますが、これは法事(法要)のひとつであり、永代供養とは別のことです。供養とは、まずはお参りする人が故人を偲ぶとともに仏様として敬い感謝して手を合わせることが供養となります。また、「33回忌を終えて合祀になったら、もう供養が終わる」と心配される方もいますが、永代供養墓の参拝の方が手を合わせることが供養になりますから、参拝する人が途絶えない限り供養が終わるわけではありません。それが永代供養となります。
『供養』とは何か?
供養とは、もともとインドの言葉で「プージャナー」、「心から尊敬する」という意味で「敬う」ということです。仏さまを敬うことを意味します。「死」というのは人間としての生の終わりで故人になりますが、往生(生まれ往く)し、仏さまとなります。人間でいらしたときのことを思い出すのが「偲ぶ」ことであり、同時に仏さまとして敬うことが「供養」となるのです。
離れていても故人を想い、同時に仏さまとして敬い手を合わせることが何よりの供養ですから、遠方でお墓参りに行けなかったり、諸事情で納骨先、お墓や仏壇がないことに後ろめたさを感じる必要はありません。物にとらわれるのではなく、大切にすべきはまず心です。本来の「供養」の意味を知り、後ろめたい心をほどきましょう。